こんにちは!くらしラボ研究員です。
自己資金が少なくてもフルローンが使える!と聞くと魅力的に思えますが、本当に安全な選択なのでしょうか?
私たちは不動産関係の業務に長年携わる中で、多くの方の住宅ローンを用いた物件購入をサポートしてきました。
今回の記事では、最近の不動産市場の変動や、経済の不透明感を背景に、フルローンのリスクについて深堀してみました。
不動産購入を考える方必見!あなたの賢い住宅ローン選びをサポートするための、重要なポイントをまとめてご紹介します。
住宅ローンの”フルローンのリスク”とは
フルローン、それは物件の価格の全額を借り入れることです。初めての住宅購入者にとっては、手持ちの資金をほとんど使わずに夢のマイホームを手に入れることができるという点で魅力的に映るかもしれません。
しかし、この選択には大きなリスクが伴います。
まず、総返済額が増加すること。長期にわたる借り入れのため、金利の影響を大きく受けることになり、結果的に物件価格よりも遥かに多くの金額を支払うことになる可能性があります。
「不動産が買えるから買う」時代の終焉
かつて、不動産は永遠に価値が上がるという考えが主流でした。
しかし、経済の変動や人口減少、さまざまな社会情勢を考慮すると、この考えはもはや古いものとなっています。近年では、都市部の一部では物件価格が上昇しているものの、地方では住宅の価格が下落する場面も。
フルローンでの購入は、こうした不動産市場の不確実性を無視した結果、大きなマイナスとなる可能性があります。
身の丈に合わない購入の後悔
購入直後の喜びは一時的なもので、実際に住み始めると返済の重圧が現実として迫ってきます。
月々の返済額が高額であると、他のライフイベントや急な出費に対応する余裕が失われることも。また、経済状況が悪化した場合、収入が減少してしまうリスクも。
このような状況での返済は、家計を圧迫し、生活の質を著しく低下させる恐れがあります。
ローンが組めるだけの上限額に合わせて物件を買って良いものか、一度立ち止まって考えてみましょう。
総支払い額の増大と金利リスク
身の丈に合わない金額の物件をフルローンを選ぶことで、当然のことながら総支払い額も増加します。特に低金利の時期に借入れを行った場合、金利が上昇した際のリスクは無視できません。
変動金利のローンを選択した場合、金利の上昇により突如として返済額が増加する可能性も。
この金利リスクを考慮せずにローンを組むことは、将来的なリスクを大きく増大させる要因となります。
自分の本当のニーズを見極める
物件の大きさや立地、設備。これらは一見魅力的に見えますが、本当に必要なのは何かを冷静に考えることが求められます。
例えば、子供の教育や老後の生活、趣味や旅行など、ライフスタイルの中で大切にしたいことを優先して考え、物件選びを行うことで、身の丈に合った満足できる住まいを手に入れることができます。
フルローンを避けた、賢い住宅ローンの組み方
住宅購入の際のローンは、長期にわたる大きな負担となります。
そのため、賢くローンを組むことが重要です。具体的には、頭金をしっかりと準備し、返済計画を立てること。
また、複数の金融機関から借入れの提案を受け、最も自分に合ったプランを選ぶことも大切です。
まとめ:本当に必要な費用に対してのみローンを使おう
いかがでしたでしょうか?フルローンには、メリットに見合った大きなリスクが潜んでいます。むやみに住宅ローンをフルローンで組むリスクはかなり恐ろしいといえます・・・。
住宅購入の際には感情や一時の欲望に流されず、しっかりとした計画と目的意識を持って取り組むことが大切です。本当に必要な費用に対してのみローンを使うことで、安心して長く住むことができるマイホームを手に入れることができます。
住宅購入は一生の大きな買い物です。しっかりとした計画と知識を持って臨むことで、後悔のない選択をすることができます。
少しでも不安や悩みがあるなら、専門家に無料相談しませんか?
くらしラボでは、将来不動産購入を検討している、もしくは既に購入予定の物件がある方に向けて
不動産のセカンドオピニオンサービスを無料で行っております。
「本当にこのまま買っていいのかな・・・?」
「購入を勧めてくる業者以外の専門家の意見が聞きたいなぁ。。」
「そもそも、自分はどういう物件を買うのが向いているんだろう?」
そんな悩みがある時は、お気軽にご相談ください!
お問い合わせフォームからいつでもご相談お待ちしております。